涸沢ヒュッテに宿泊して奥穂高に登山 vol.7穂高岳山荘から下山

涸沢カールモルゲンロートパノラマ 旅行

奥穂高登山をシリーズで書いています

→ 涸沢ヒュッテに宿泊して奥穂高に登山 vol.1 大阪出発から涸沢ヒュッテ到着

→ 涸沢ヒュッテに宿泊して奥穂高に登山 vol.2 涸沢ヒュッテ宿泊

→ 涸沢ヒュッテに宿泊して奥穂高に登山 vol.3 涸沢ヒュッテ施設紹介

→ 涸沢ヒュッテに宿泊して奥穂高に登山 vol.4 ザイテングラート 

→ 涸沢ヒュッテに宿泊して奥穂高に登山 vol.5 穂高岳山荘紹介

涸沢ヒュッテに宿泊して奥穂高に登山 vol.6 奥穂高岳山頂アタック

穂高岳山荘から涸沢ヒュッテへ下山

ザイテングラートから涸沢カール

奥穂高岳へ登頂して、穂高岳山荘で食事をして冷えた体を温めて、しっかりと休憩できたので涸沢カールまで下山です。

この画像は下山しているときにザイテングラートから涸沢ヒュッテ方面を撮影した写真です。山の天気は変わりやすいとよく言ったもので、さっきまでガスが出ていて周りが全然見えなかったのに急に視界が晴れて日が射してきます。

ザイテングラートから涸沢カール

壮大な景色が広がっていますが、足元はゴツゴツの岩だらけで歩きにくいです。ザイテングラートで滑落すると死んでしまうような場所ですので写真撮影に気を取られ過ぎないように気をつけてください。

涸沢ヒュッテへ下山中に急な雨

ザイテングラートを無事に降りてきて、涸沢小屋を経由してコーヒーでも飲んでゆっくり休憩してから涸沢ヒュッテに帰る予定でしたが、涸沢小屋の手前で急に雨が降ってきました。

小雨ではなく本降りです。私はパタゴニアの耐久撥水(DWR)の黄色いソフトシェルを着ていたのですが、さすがに本降りだと撥水しきれずに濡れてしまいました。

荷物が増えるのが嫌だったし、雨が降ってもパタゴニアのソフトシェルで大丈夫だろうと予想していましたが濡れてしまいました。ほとんど下山していたので良かったですが、もっと上の方で濡れてしまっていたら大変なことになっていたかもしれません。必ず濡れない雨具を持っていかないとダメだと教訓になりました。

父が着ていたコロンビアの防水透湿のハードシェルは濡れずにしっかりと最後まで雨を弾いてました。

雨のときのルートは涸沢小屋を経由しない!

涸沢小屋へ行くルートは大きな岩の上を歩くので、雨で濡れているとすごい滑ります。私のマムートのビブラムソールの登山靴(新品)でも滑りましたので、数年履いている登山靴ならばソールの減り&ゴムの経年劣化もありもっと滑ると思います。

私の父は滑って岩場に膝を打ち出血しました。岩はすこしぶつけただけで大怪我につながるので、雨が予想されている場合は涸沢小屋を経由するルートは避けるべきです。もうひとつのルートは大きな岩の上を歩かないので安全です。

涸沢ヒュッテ宿泊者だけが使える乾燥室

涸沢ヒュッテに帰ってきてまず最初に乾燥室に濡れた衣類と登山靴を干しました。

涸沢ヒュッテ乾燥室ストーブ

こんな感じで雨のあとはみんな干しています。間違わないように名前を書く札がありますので記入して付けておきましょう。ウェア間違いがあると自分だけでなく間違えられた方も困ります。防寒ウェアだったりすると遭難につながりますので責任を持って間違えないように確認してください。登山ウェアは決して安くないですからね。

涸沢ヒュッテの売店でおでん

涸沢ヒュッテおでん

着替えが終わりさっぱりしたら、お腹が減ってきたので涸沢ヒュッテのテラスにある売店でおでんを食べました。がんもどきとじゃがいもです。じゃがいもは中の方があまり火が通っていませんでした(笑)

山の上で温かいおでんが食べれるだけでありがたいので、火が通ってなくて芯が固くても大満足です。

雨上がりの涸沢ヒュッテテラス

涸沢ヒュッテテラス

雨が上がったのでテラスに出て写真をパシャリ☆なかなかガスが晴れてキレイな涸沢カールを見ることができませんが、台風の中を強行して来たので仕方ないですね。水色の上着はパタゴニアのナノパフプルオーバーです。インナーに長袖を着てナノパフを着ていれば8月の曇り空の日中は快適に過ごせました。 晴れならば半袖のTシャツで十分暖かいです。

iPhoneのパノラマ撮影の機能を使って涸沢ヒュッテのテラスを撮影しました。

涸沢ヒュッテテラスパノラマ撮影

↑クリックすると大きな画像が見れます。

パノラマ撮影をすると普通の写真よりも雰囲気が伝わりますね。すごいガスがでて曇っています。山の上は雨ですね。

涸沢ヒュッテの晩ごはん

涸沢ヒュッテ夕食

登山の楽しみは山ご飯!下で食べるのと違い山で食べる温かいごはんは本当に美味しいです。キャンプ泊だとなかなか贅沢な食事はできませんが涸沢ヒュッテに宿泊すると温かいごはんにお味噌汁、温かいお茶もあり冷えた体が芯から温もります。

ごはんとお味噌汁がおかわりし放題なので、もちろんおかわりしました。ご飯を4杯も食べました。普段は少食で1杯しか食べませんが、美味しくていっぱい食べてしまいました。きっと長野県なのでお米が美味しいのもあると思います。

涸沢ヒュッテの夜空

涸沢ヒュッテから見る夜空

お天気が悪いので星空ではありませんでしたが、少しだけ星が見えました。さすがにiPhoneでは夜空をキレイに撮影できませんね。

数年前に満点の星空だったことがありますが、空一面が星だらけで怖いぐらいです(笑)普段は都会で生活しているので見慣れてなさ過ぎてビックリします。もう星だらけで星座がどうとかいうレベルじゃありません。星だらけで見分けがつかないぐらい星まみれです。

余計な明かりがなくハッキリと星が見えて感動するので絶対に子供に見せたい景色のひとつです。

涸沢ヒュッテの朝食

夜はすることがないのでフロント前のスペースでストレッチをしながらオリンピック鑑賞です。テレビは音声がでない設定なので映像だけですがオリンピックは盛り上がりますね。山小屋は夜が早いのでほとんどの方は寝ていました。

この日は疲れている方が多かったのか、いびきに歯ぎしりにとすっごいうるさかったです。いびきをかく方が数人いてオーケストラ状態です。なかなか寝付けませんでしたが疲れているのでいつの間にかねていました。

涸沢ヒュッテ朝食

朝5時から涸沢ヒュッテの朝食です。夕食に比べるとおかずのボリュームが減りますがごはんとお味噌汁のおかわりは自由なので、たっぷり食べておきます。

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快晴の涸沢カール

夜明けの涸沢ヒュッテ

目覚めたら朝焼けうっすらと見えていました。朝食を食べるよりも先にきれいな景色を楽しむことにしました。山の天気は変わりやすいので、晴れ間が一瞬だけかもしれないので絶景のチャンスがあれば最優先です。

涸沢カールモルゲンロート

みんなテラスに出てきて景色を楽しんでいます。待ちに待った涸沢カールのモルゲンロートです。だんだんと陽が上り明るくなってきました。

涸沢カールモルゲンロートパノラマ

涸沢カールのモルゲンロートをパノラマ撮影しました。ずっと見えなかった山の頂上がきれいに見渡せます。

良い写真も撮影できたので、このあと朝食にいきました。

快晴の涸沢カール涸沢小屋

朝食を食べてから再びテラスに出てくると、すっごい快晴になっていました。緑が広がり迫力満点の山々に囲まれた涸沢ヒュッテから見る景色は最高です。この景色が忘れられなくてまた涸沢ヒュッテに来たくなるんですよね。写真では10分の1も伝わらないのが残念です。

↑この時に撮影した涸沢ヒュッテから見たモルゲンロートの動画をです。これで少しは壮大な雰囲気が伝わるかな☆

涸沢ヒュッテから快晴の涸沢カール

これも涸沢カールをパノラマ撮影した画像ですが、もう雲が出てき始めていますね。この景色を見るために涸沢ヒュッテまで登って来たので、当初の出発予定時刻を変更して、テラスでゆっくりと至福の時間を過ごしました。

涸沢ヒュッテに物資を運ぶヘリコプター

↑涸沢ヒュッテに物資を運ぶためのヘリコプターが飛んできたきたので撮影しました。山間部を飛んでくるヘリコプターはすごいカッコイイです。

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上高地へ下山

涸沢ヒュッテ出発

絶景の涸沢カールが名残惜しいですが、今日は一気に上高地まで下山する予定なので記念撮影をして出発です。

奥穂高岩場

登ってきた道を、今度は下っていきます。この岩場は落石の危険があるので急いで通過します。こんな大きな岩が転がってきて当てれば間違いなく死んでしまいます。

本谷橋で休憩

奥穂高吊橋で記念写真

「本谷橋」までの下山が急で体力的にしんどいです。上りのときは最後に体力を使うのですが、下山は最初に体力を消耗するので後の道のりが大変です。

橋は相互通行できないので順番に上りの集団と下りの集団とが通行します。このときは空いていたので橋の真ん中に行き記念撮影しました。

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「本谷橋」を渡っているところです。細くてすごく揺れるので高所恐怖症の人は少し勇気を出して渡ることになるかもしれませんね。

屏風岩も迫力満点

屏風岩くもり

上りのときは雲でまったく見えなかった屏風岩がハッキリと姿を現してくれました。涸沢カールもすごい迫力がありますが屏風岩も負けず劣らず大迫力で写真では伝わらない神秘的な雰囲気があります。

横尾で休憩

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本谷橋の次は横尾で休憩です。横尾は槍ヶ岳に登ってきた方もいるのでたくさんの方が休憩しています。食事ができる売店もありますしトイレもあります。

横尾からは平坦な林道

奥穂高林の中の道

横尾から先は画像のように平坦な道のりで足場も良くなります。あとはひたすら歩くだけです。

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きれいな植物がたくさんあるので写真を撮りながら進みました。画像の真ん中にカエルがいます。かなり大きくて手のひらよりも大きなサイズでした。

上高地の植物

山の景色も良いですが、深い森のきれいな緑に癒されます。マイナスイオンしかないですね☆

上高地陽が射す森林

晴れていると木の間からの木漏れ日がとってもきれいです。

上高地の森林

さらに下山してくると、通路も整備されてどんどん歩きやすい道になります。

奥穂高登山

↑クリックすると大きなサイズの画像が見れます。

この画像もパノラマ撮影したものです。360°全部が森林で大自然に包まれている感じがします。

梓川から奥穂高くもり

梓川沿いの道です。晴れていれば奥穂高岳まで見えるのですが残念ながら雲がたくさんあり見えませんでした。

徳沢園で食事休憩

徳沢園チャーハン

徳沢園で食事休憩です。テラス席で自然を楽しみながら食事ができます。目の前にキャンプ場で一面芝生になっています。

この画像はチャーハンです。

徳沢園カレー

この画像はカレーです。いつもカレー食べてますね(笑)

さすがに山小屋の涸沢で食べるカレーよりも美味しかったです。

上高地

上高地バスセンター

観光地の上高地まで来ました。観光客の方がたくさんいるので賑やかですが、ここでお土産を買って帰るので大きなリュックサックが混雑する店内で少し迷惑です。すいませんm(_ _)m

河童橋の前で記念撮影

河童橋から奥穂高

河童橋の前で記念撮影です。たくさんの観光客の方がいるので他の方がどうしても写り込んでしまいますが賑やかな雰囲気が伝わります。

上高地バスターミナル

上高地バスセンター順番待ち
上高地バスターミナルからバスにのり車を停めているさわんど温泉駐車場まで行きます。画像の通り並んでいるので、一人が並び、もう一人が切符を買いに行くとロスがないですね。

奥に切符売り場があるので先に切符を購入してバスに乗るという流れです。バスがどんどん来ますので、たくさん並んでいるようでもすぐにバスに乗れます。

リュックサックはバスの下の荷物入れに入れます。身軽な状態で座席に座ります。

さわんど温泉

さわんど温泉

さわんど温泉に到着しました。駐車場で車に荷物を置き足湯をします。

さわんど温泉足湯無料

源泉かけ流しの温泉です。無料の足湯ですが本格的です。かなり温度が高いので源泉から離れたところに陣取りました。

さわんど温泉足湯
対面で座ることができるぐらいゆったりとした足湯スペースです。

さわんど温泉足湯に癒やされる

長距離を歩いて疲れた足が癒やされます。このまま全身浸かってしまいたくなります(笑)

白骨温泉

白骨温泉看板

さわんど温泉駐車場から15分ほど車を走らすと白骨温泉があります。以前、温泉の素を入れて白く濁ったお湯にしていると週刊誌に告発された温泉です(笑)

白骨温泉無料駐車場

無料の駐車場がありますので、ここに車を停めて温泉にいきます。

シワ骨温泉案内看板

9ケ所も温泉がるようで、白骨温泉の案内書がありました。この看板は案内書の前に掲示されています。

白骨温泉

奥に進み良さそうな温泉はどこかな~と見比べました。

煤香庵の露天風呂

白骨温泉外観

煤香庵の露天風呂に入ることにしました。入湯料700円です。

入浴剤混入の事件以降来てなかったので、もう白く濁ったお湯じゃないのかと心配していましたが白く濁ったお湯ですごく気持ち良かったです。硫黄の香りが強いお湯で、飲めると書いてあったので一口含みましたがすっごいマズかったです。腐ったタマゴを口に入れたような感じでした(笑)

山菜そば

帰りは大阪から来た松本方面からのルートではなく、高山方面からのルートで帰ることにしました。

お蕎麦屋さん

高速道路のサービスエリアでご飯を食べてもおいしくないし、せっかくなので旅先のご飯を食べようってことで、明郷というお蕎麦屋さんに立ち寄りました。

蕎麦屋さん店内

田舎のお蕎麦屋さんって感じでゆっくり落ち着きます。

蕎麦屋さんメニュー

山であまり野菜を食べれてなかったので山菜そばを注文しました。

山菜そば

疲れた胃腸にも優しくとっても美味しかったです。

お蕎麦を食べたのに結局お腹が減ってサービスエリアで食事をしたのですが、やっぱり美味しくなかったです。せっかくなので旅先で食事をして帰る方が美味しいし、良い思い出になりますね。

上高地から大阪へのルート

行きと帰りとで違うルートを使いましたが、結論から言うと帰りのルートの岐阜県高山から上高地に向かうルートの方が道が広くて走りやす方ですし時間も早いです。

大阪から車で上高地に行くならば、長野県松本から行くルートでなく岐阜県高山から行くルートをおすすめします。

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